

当院では通常の歯科医院があまり行っていない歯科口腔外科領域の小手術に対応しております。
大学病院などの高次医療機関との連携、院内感染防止対策など万全の体制をもって診療しておりますので、お気軽にご相談下さい。
ここでは一般的な歯科口腔外科治療の一部を簡単にご案内します。
再発しないよう的確な治療を目指します!

顎骨中の歯根先端部が細菌に侵されると、歯根のう胞という袋状の病変(膿の塊)が発生することがあり、のう胞が大きい場合は手術による摘出が必要になることがあります。
手術は歯肉を切開して顎骨に穴を開けて摘出する開窓法が一般的です。また、術後の経過観察で改善が見られない場合は、歯根端切除術や抜歯が必要になることがあります。
病変を断つ最終手段、歯を残すためにおこないます!

歯根のう胞摘出術を行った歯の歯根先端部のみを切除する手術です。
歯根先端部の病変を絶つための最終手段ともいえる処置で、歯を残すことを目的とした処置です。
多くの場合、病変を絶つことで改善できますが、経過観察の状況によっては抜歯することもあります。
患者様の健康を最優先に抜歯の有無を検討します!
通常の抜歯から親知らず(埋伏智歯)の抜歯、通常の歯科医院ではあまり対応していない顎骨に埋まっている歯(埋伏歯・水平埋伏歯)の抜歯まで、ほとんどの抜歯に対応しています。
埋伏歯は虫歯や歯肉の炎症(智歯周囲炎)の要因になることがあるため、周囲の健康な歯への影響を絶つために抜歯することがあります。
このような時に抜歯をお勧めすることがあります!
歯髄炎 | 重度の虫歯で歯髄(歯の神経)が大きく炎症している |
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根尖病巣 | 歯根先端部に細菌感染による病巣がある |
歯槽骨吸収 | 重度の歯周病で歯槽骨がなくなって歯を支えていられない |
歯並びの予防 | いずれ歯並びに悪影響を与えると考えられる場合(親知らず等) |
虫歯・歯周病の予防 | 歯磨き等の口腔ケアが阻害されていると判断した場合(親知らず等) |
病変を断つ最終手段、歯を残すためにおこないます!

口腔内の頬、舌、上下唇にある歯肉のヒダが小帯です。
この小帯に異常がみられる場合、切除が必要になることがあります。
特に乳幼児期のお子さんの場合、上唇小帯が厚かったり長すぎたりするケースが多く、小帯が歯の間を越え歯ぐきの裏側まで入り込んでしまっている子も見かけます。
このような小帯付着異常は、前歯の歯と歯の隙間が大きい正中離開や、発音・言語障害、見た目(審美的)が良くない等の原因になることがあるため、経過観察を行い、ある程度の年齢になっても改善されないと判断した場合は小帯を切除します。
外骨症による口腔内の変形、障害でお困りの場合に改善します!
骨隆起とは、骨の表面から外側に向かい骨が増殖したもので外骨症とも言います。
上顎の口蓋(お口の天井部)にできる口蓋隆起と、下顎の内側にできる下顎隆起が主なものです。病的なものではありませんが、食事や入れ歯装着の邪魔になったり、言語障害の原因となっている場合は、増殖した骨の切除を行います。
これまで案内してきた治療の他に以下のような治療があります。
歯牙移植術 | 線維腫 | 歯槽骨鋭縁 |
粘唾石症 | 外歯瘻 | 口内炎 |
外傷 |